【塗装は塗る前が9割】〜“前処理”が塗装品質を決める理由〜

塗装というと、「塗る」工程をイメージされる方が多いと思います。
しかし、実は仕上がりの美しさも、耐久性も、塗る前の“下準備”=前処理でほとんど決まってしまいます。
まさに、「塗装は塗る前が9割」といっても過言ではありません。


🔧 前処理とは?

前処理とは、塗装を施す前に行う表面の洗浄・研磨・化成処理などの一連の工程です。
金属や樹脂など、塗装する素材の表面には目に見えない油分・酸化膜・ゴミ・サビなどが付着しており、
これらをしっかり除去しないと、どんなに良い塗料を使っても密着不良・剥がれ・膨れが発生してしまいます。


🧪 皮膜化成処理が果たす役割

金属製品の前処理の中でも特に重要なのが、皮膜化成処理です。
これは金属表面に極薄い保護膜を形成し、塗料の密着性を高め、防錆性を向上させる工程です。

KISHIMANでは、環境に優しいノンクロメート化成処理を採用し、
有害物質である六価クロムを使わずに、従来と同等以上の密着性と防錆性を実現しています。

🎯 一般的な塗装会社ではこの化成処理を外注するケースが多い中、
KISHIMANでは自社内で一貫対応できるのが大きな強みです。


🧰 前処理で仕上がりが変わる理由

例えば、下地が十分に処理されていないと——

  • 塗膜が数ヶ月で剥がれてくる
  • 色ムラが出る
  • サビが再発する

といったトラブルが起こります。
逆に、適切な前処理を行えば、塗膜の密着性・艶・均一性が格段に向上し、耐久年数も延びます。

つまり、前処理の精度がそのまま製品の寿命と信頼性につながるのです。


🏭 KISHIMANの前処理体制

KISHIMANでは、

  • 皮膜化成処理ラインを自社完備
  • 作業スペース・乾燥エリアを分離管理
  • 製品サイズに応じた治具設計と洗浄工程

など、塗装品質を最大化する環境を整えています。
また、作業員による表面状態の最終確認も徹底し、見えない部分の品質にもこだわっています。


💬 まとめ:塗る前がすべてを決める

見た目の仕上がりも、長く美しさを保てるかどうかも、
そのカギを握るのは「前処理」の品質です。

KISHIMANでは、一貫した前処理と塗装体制で、
お客様の製品を長く美しく保つ塗装をご提供しています。

📩 「剥がれにくい塗装にしたい」「耐久性を上げたい」など、前処理からご相談ください。